M&Aに関するコラム

2020年までに行うこと

2019.06.24

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今、関与先に対して注力していることがある。景況悪化の可能性もある五輪後に備えた自社の健康診断とダイエットである。テーマを抜粋すると収益構造を再チェックし、AI化による経費圧縮の可能性と、各商材・エリア・担当ごとの収益性を確認し、改善・向上の可能性を探る。自社の知的資産を整理し、客観的なSWOT分析を実施する。自社顧客分析を実施し、ストックビジネスが可能か模索する。上記を踏まえて、金融機関や取引先に対してアピール可能な事業計画書を作成する。そのためにも、業界内での自社立ち位置をしっかり分析する。対外信用を高めて有利な取引を行うため、上記と並行して格付向上策を実施していくことである。

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実は、この健康診断によって長期の事業継続を断念し、早期のM&Aによる売却に舵を切った先もあった。後継者選定も含めた社内プロジェクトを実施する中で、結局後継者候補は現れず、ビジネスモデルの陳腐化も想定される結果となりM&Aを検討することになった。数年後に手遅れになることを早めに気づけたと経営者に感謝されたが、複雑な思いもある。しかし、的確な現状分析を実施し、自社資産や社員を活用してもらえる先に譲渡することも皆が幸せになる道の一つである。

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